2009/04/21

Painter11発表

発表会に行ってきました。

Corel Painter11 デジタルペインティング

詳細は上のリンクへ。

新機能としては、新しいカテゴリのブラシやWACOM intuos4に対応したブラシ属性、カラー関連パレットのサイズをドラッグで替えられる機能など。あと、レイヤーの変形機能の進化などもありまずが、まあ、ちょっと地味なバージョンアップという印象。

ところが、大きな目玉機能アリ! カラーマネジメント機能が大幅に変更。Photoshopと同じ色を表示できるようになりました。従来もRGBではほぼ同じ色にまでできてましたが、CMYKのカラーシミュレーションはイマイチで使えませんでした。Painter11ではCMYKでもほぼ完璧にPhotoshopと同じ色で表示できます。Painterの色を完全に信用できるようになりました。それだけでも価値は大有り!!

他にカラマネ関連では、以前のPainterではJPEGにカラープロファイルをつけられなかったけど、11では他の画像形式同様につくようになった。僕は大量のスケッチをJPEGで管理してるのですが、PhotoshopとPainterを往復するときJPEGにプロファイルがつかないとPhotoshopのプロファイルなし警告がけっこう面倒だったのです。

ズーム率が変更されてます。なかなか実用本位の変更です。Painter10ではPhotoshopと同様のズーム率でしたが、Painter11では、5%、10%、25%、33%、50%、66%、75%、100%、150%、200%、400%、500%、600%、800%、1000%、1200%・・・という感じ。特に75%と150%はありがたい。あと、5%以下にはできません。ここ重要。ミスして超小さくなって拡大表示に手間取ったりすることが多かったのです。ズームのショートカットはスペースキーを使うものとテンキーのプラスマイナスキーを使うものが同じ倍率きざみに変更されてます。

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2009/04/19

横浜「La Machine」見てきた



木彫の巨大少女、巨大ゾウ、巨大キリンなどが練り歩くショウで知られるスペクタクルアート劇団「La Machine」。以前に巨大少女の写真を見て、いつか本物を見たいと思ってたんだけど、横浜開港150周年イベント「開港博Y150」のプレイベントとしてフランスから来日!とのことで、見てきました。

巨大スペクタクルアート劇団「 ラ・マシン」


2時開演とのことで、地図を見てスタート地点の埠頭に向かいました。向かい側の埠頭から巨大クモが二匹見えました。2時になる前から音楽とともに動きはじめ、ときたまプシューッと水煙を吹き出したりする。クレーンにつり下げられたスピーカーから大音量で音楽が聞こえるんだけど、ふと気がつくと、単に音楽を流してるんじゃなくて、クモの脇の何台ものクレーンの先のゴンドラに、楽団がいて生で演奏してました。豪華。



地図に載っていたルートと本番のルートがちがったので一瞬あせりましたが、道路脇に先回りして近くから見れましたよ。でかいでかい。超でかいです。人がたくさん乗り組んでいて、たぶん足の一本一本に担当者がいて、動かしてます。てっぺんにも数人いました。街路樹より高い位置。

クモは強力そうなクレーンのアームに取り付けられていて、8本の足はほぼ空中だけで動き、地面には降りてきません。足でホントに歩いてればもっとすごいんだろうけど。黒く塗られた機械の金属やパイプがものすごい複雑なのですが、それを覆っている木の部分がノミの痕が残る感じの暖かい質感で、いいコントラストです。木彫したくなっちゃうくらいいい感じ。

やはりメカの感じがスターウォーズとかエイリアンを連想しちゃって困るんだけど、とても晴れてていい天気だったのでイメージが横滑りしなくてよかった。夜見るとまた印象はちがうんだろうな。




赤レンガ倉庫の横を通ると、巨大さがよくわかる。三階のバルコニーからも見たかったな。下から見た方が迫力あるだろうけど。倉庫の向こう側とこちら側に一匹ずつ分かれて進み、倉庫の反対側の端で鉢合わせし、そこで戦うというかケンカというかみたいな演出。ケンカじゃなくてただの挨拶かもしれないけど、ものすごい叫び声みたいな音がし、火薬とかガソリンで火柱がボンボン上がったり。

3時までくらい見てましたが、夜8時くらいまでやるそうで、きりがないので切り上げて帰りました。しかし、「スペクタクル=見せ物」ってのはこうでなくっちゃ!と思いましたよ。「すっげ〜!すっげ〜!」ばかり言ってました。いや〜、いいもの見れました。

その他の写真
La Machine - Gallery

昨日の土曜日はすごい人だったそうです。見たかった反面、ホント言うと人混みに行きたくなかったんだけど、うちの奥さんに連れ出されて出かけました。行ってよかったです。実は勘違いしてて、「プレイベント」だからちょっと見せるだけで、開港博Y150が始まったら本格的にいろんなオブジェが練り歩くイベントがやるもんだと思ってました。帰ってきて説明を読んだら、プレイベントの演し物として、La Machineが呼ばれたのでした。なので、巨大クモが練り歩くイベントは今日が日本で見れる最終日だったのでした。見れてよかった!
(クモは博覧会で展示されるそうです)

デジカメで動画も撮ったのでYoutubeにアップしました。

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2009/04/15

■グラフィック薄氷大魔王[176]Cintiq 12インチとメガネと

タブレット話が続きますが、もう一回だけ。

7年以上使ってきた15インチのCintiq。表面アクリルの薄さと適度な摩擦はより大きなCintiqを使った後でも捨てがたく、主にスケッチや下絵用に重宝してきた。でも数年前から画面の左上から左下にかけて、液晶の隅が黒く変色してきた。パネルの寿命です。左上などファイルメニューの右あたりまで真っ黒。「アップルメニューはこのあたりかな?」と見当をつけてクリックとか、かなりしんどい。ならばと、変色した部分がジャマにならないよう、ディスプレイのコントロールパネルで画面を180度逆さにしたり縦長にしたり(スタンドを90度回して付け替える)、だましだまし使ってきたけど、もう限界。

それで、ずっと買おうかどうしようか迷ってきた12インチのCintiqを購入しました。この連載でも何度か書きましたが、実は最近は液晶タブレットを避けてたのです。買わないで済ませたかったんだけど、やはり液晶タブレットが一台もない状態はちょっと不安。

避けてた理由はいくつかあって、「液晶タブレットに慣れてしまうと、普通のタブレットで描きにくく感じてしまうこと」、「描く姿勢が固定されるので疲れる」、「ビニールを貼るなどして工夫しても描画面の摩擦を調整しきれない」などなど。12インチはともかく、21インチCintiqは机の半分を常時占領されることになるし。

それでも惹かれるのは、やはり「締め切り直前のスーパー本気モードで作業するときの驚異的スピード」、「スケッチや下絵など、新しく形を描くときのやりやすさ」など。特に、フィニッシュ用にPhotoshopやPainterで線画を描くときの線のきれいさや作業の速さは何物にも代え難い。

・・・続きはhttp://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090415140200.html

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2009/04/14

■グラフィック薄氷大魔王[175]タブレットの大小

intuos4に限らずタブレット全般の「サイズ」の話です。

タブレットを選ぶとき、一般向けのbamboo(以前ならFAVO)か、プロ向けのintuosか、ってのがありますが、性能的には現行の製品ラインでは「高級」か「超高級」かくらいの差なので、プロはintuosを選ぶべきとはぜんぜ思ってません(ただし、bambooは描画面の外の枠が狭い上に傾斜がついていて手がずり落ちてしまうので、僕は好きじゃないですが)。intuos4のON加重が軽くなってスゴイ!とはいっても、微妙な筆圧感知の恩恵を受けないタイプの絵を描く人や、Illustratorのベジェいじりがメインな人には関係ないし。どちらでもお好みで。

もう一つの大きな選択に「サイズ」があります。予算の問題を別にして、どのサイズが使いやすいだろう?ってことですが、これが実はむずかしい。初めてタブレットを買う人には「使いやすいサイズ」の基準がないので、とりあえず中間のサイズを購入してもらって、慣れてもらうか、どうしてもダメか判断してもらうしかしょうがない。

残念なのは、最初に購入したタブレットを「あ、使いにくいや」って放り出してしまう人がけっこう多いらしいこと。先週も書きましたが、使いやすいように工夫したりカスタマイズしたり、サイズを大きいものに買い換えたりした上で結論を出してほしいなと。

続きはhttp://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090408140100.html

TDW_1758

2009/04/06

TDW_1750 TDW、10年越え



すっかり忘れてたけど、1999年2月2日から始めたTDWが10年を越えてたのでした。10年と2ヶ月ちょっとで1750個ってことは、実施率は50%を割ってますけどね。