2011/09/30

映画は短いほうがいい


特別に傑作な映画は長くてもかまわないけど、たいていの映画は僕には長すぎる。平気で2時間以上だったりする。特に傑作でない普通の映画なら1時間におさめてほしい。長い上映時間分の観客の人生を費やさせるだけの価値があるかどうか、意識しながら作ってほしいぞ。

ディレクターズカットとか特別編とか、公開時より数十分も長いバージョンの映画はいっぱいあるけど、ディレクターズカットでショートバージョンを作ってほしいぞ。「特に傑作ではない」という評価が定まった映画は特に。1時間以内で。そのほうが回転がよくて全映画アーカイブが動くようになるぞ。

あと、「1時間ジャスト」や「30分ジャスト」っていう映画の規格を新しく作って、シネコンで時間ピッタリスケジュール組めば、一回シネコン行って数本をよりどりみどりして、あー満腹!って感じ。楽しそう。1本500円。

普通に考えて、映画は短いほうが上映回数増えるし、見ようかなと思ったときのタイミング合うし、いいことづくめなんだけどな。だいたい、映画が唯一の娯楽でない現代、2時間も拘束される娯楽なんて衰退して当然かも。

「LOST」とか見てると「このままいつまでも続いてくれ」とか思うけど、ドラマは1時間区切りで取っつきやすさと永遠を両立させてるとも言えるかも。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ショートフィルムじゃ駄目なんですか。
それに映画って作ってる本人は名作を作ってるつもりだと思いますよ。
結果として駄作になるだけで

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

ショートフィルムでいいんですけど、興行や制作費回収のしくみが整ってないと思うので。欧米では整ってるって話もあるんですけど、どうやってるのかな? まあ短編映画ってよりは中編あるいは長すぎない長編を希望。

>>本人は名作を作ってるつもりだと思いますよ
それはそうでしょうけど、客観的に見て傑作じゃないって判断はできるかなと。傑作でも名作でも、初公開時よりかなり短くしたバージョンがあれば、まったく目に触れずに終わるよりは見られる機会は増えるだろうし。好きな人は長いままのを観ればいいんで、短いのも用意してくれたらな〜という希望。なるべくならダイジェスト版ではなく、ちゃんと一本見た気がするようにしてもらえれば。

昔、土曜の夜にやってた映画番組は1時間半の枠で、CMや解説やクレジットの時間を除けば、たぶん正味が1時間ちょっとくらいだったはずですが、コンパクトに軽く見せてくれる感じで実は好きでした。

結局、せっかちなので、短い方がいいってことなんですけどね。