2012/05/15

intuos5、マルチタッチ活用の最終回答?

●タブレットに直に描く
intuos5のマルチタッチ機能をちゃんと使うには、摩擦の調整のために敷いている厚いカッティングマットをあきらめなくてはならない。大半の人が直に描いてると思いますけど、僕には「黒板を爪で引っ掻く」ようなその感触がどうにも苦手でした。
苦手を克服するため、がんばって何も敷かずに直に描く練習をしてました。練習っても、ドローイングとかするときにカッティングマットを外すだけですけどね。で、しばらくやってたらちょっと慣れてきた気がする。
カッティングマットはペン先の状態や押しつける強さで摩擦が変化するけど、直接描く場合は摩擦が安定してる感じがする。強く描いても弱く描いても摩擦が一定。滑りすぎるのはイマイチだけど、余計な引っかかりを感じずに描けるのはいいかもしれない。
●タッチのオン/オフ切り替えボタンを自作
タッチ機能をオンにしたままでもPhotoshopとかで描いてる分にはあまり気にならないけど、ウェブブラウザやメールやTwitterクライアントを使ってるとき、思わぬ誤動作がうざかったりする。へんなとこクリックしたりドラッグしちゃったり。
なので、タッチのオン/オフをintuos5上のファンクションボタンを押して頻繁に切り替えることになる。ところが、ボタンを押すつもりで手をスタンバイしている描画時とちがい、ちょっと気軽に押すにはintuos5のボタンは小さすぎて押しにくい。Bambooではボタンが巨大なので手のひらで軽くポンと叩くだけでオン/オフできてたのです。
そこで、黒いカッティングマットを5cm x 4cmのサイズに切り、裏にカッティングマットのかけらをセロテープで貼付け、裏側下部に両面テープをつけてボタン上に取り付けた。かけらがボタンを押すようにしてあります。 これでBamboo同様に「手のひらでポン」でタッチのオン/オフを切り替えられるようになりました!
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●思い切ったドライバ設定で誤動作問題解決
タッチの誤動作って件、具体的には「両手がタブレットに触れたとき二本指タッチと認識されてしまう」とか「右手の掌と小指が触れて二本指タッチ」「手の触れ方の微妙な時間差で右クリックと認識されてしまう」などなど。
で、ちょっと思い切った設定にしてみたら、非常に使いやすくなりました。別にintuos5でMagic Trackpad同様に指だけですべての操作をする必要はないわけです。なにしろ手にはペンを持ってるんだもん。というわけで、タッチでのクリック操作を全部オフ!
一本指クリックをオフ! 二本指の操作はスクロールだけ残してズームも回転もオフ! 3〜4本指操作はそのまま残してもかまわない。ジェスチャーの他操作、タップアンドホールドとか設定内容表示やキーストロークなども全部オフ!
ペンと重複する操作は全部オフでいいのだ! キーボードに左手がかかっててショートカットを打つスタンバイしてるし。その上で、ペンタブの唯一の弱点「スクロールがめんどくさい」の解消と、マルチタッチで便利な三本指以上の操作は生かせる。
とりあえず、この設定でタッチをオンにしてるときの誤動作クリックは皆無になるわけです。これ、intuos5のマルチタッチを使う上で、そこそこ決定版の解答じゃないかな?
●ペンだけでスクロール!
と、ここまで書いたのにせっかくの最終解答がムダになっちゃうかもしれない話。intuosの各種ボタンに「スクロール/移動」が割り当てられることはもちろん知ってましたが、あまりちゃんと使ったことありませんでした。確か、Lionになってからペンボタンでスクロールを試したときは移動が逆方向で、これは使いにくい! と思った覚えがあるくらいで。
で、最近確認してみたら、intuosのペンボタンに割り当てるスクロールって、少なくとも縦方向はLion標準に修正されたみたいですね? ペン上部ボタンを中ボタンにして使っているmodoだけをアプリ登録し、他すべてのアプリでペンのスクロールが効くように設定してみた。すごい便利! スクロールに関しては、マルチタッチ機能もMagic Trackpadもマウスホイールも必要なくなっちゃった!
ペンのボタンでスクロール、縦方向にダーーーッとアイコンやテキストが選択されてしまうことがあるけど、空中でボタンを押してからペン先をつけて動かせば大丈夫ですね。あと、Mac版intuos5のマルチタッチスクロールが横方向だけ逆という問題があったのですが、最新ドライバで修正されてますよ。
2012.5.15

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